「子どもにやさしい空間」の目的
災害や事故などの緊急事態において・・・
・子どもたちの遊びや学び、こころやからだの健康を支えるための多様な活動や情報を提供
・子どもが受けるマイナスの影響を最小限にする
・子どもたちの安心・安全、身体的・心理的成長を守ることができるような場の提供
・活動や支援を通して子どものレジリエンス(回復力)を引き出す
今回も公益財団法人ガールスカウト神奈川県連盟様との共催で開催しました。
◇開催日:6月22日(日)10:00~13:45
◇開催場所:平塚市青少年会館
◇講 師:加藤カヨ氏(NPO法人災害時こどものこころと居場所サポート理事/日本ユニセフ協会)
湯野貴子氏(臨床心理士・公認心理士/NPO法人災害時こどものこころと居場所サポート理事/元日本ユニセフ協会東日本大震災緊急支援本部 心理社会的ケア・アドバイザー)
◇参加人数:31名(講師:2名/事務局:2名/参加者27名)
講師(左:加藤カヨ氏 / 右:湯野貴子氏)
日本で子どもにやさしい空間(CFS)を設置した経験をもとにまとめられたテキストにしたがって、空間づくりの理念・設置・運営の具体的な方法や子どもへの寄り添い方を学習した後、各グループ5~6人程度のグループに分かれて実践・グループワークを行ないました。
実践ステップのあとのグループワークではグループごとにシナリオを読んで活動計画を立てたり、活動計画を基に空間デザインを考えたりしました。
災害時、子どもたちにとっての、日常生活に近づけることの大切さを学んだ研修会でした。
また、研修会後にはガールスカウト神奈川連盟トレイナー遠藤加壽子氏を講師として「避難所(非常時)のレクリエーション」(13:45~14:45)を開催しました。
【参加者の声】
・レジュメも見やすく、グループワークがあることでインプットだけではない実践的な学びを得ることができた。
・CFSが必要になった経緯、事例が示され、わかりやすかった。 ・実際の災害時には自分自身も混乱してしまうかもしれない状況で、今回学んだことを思い出し、生かせることができればと思います。 ・ガールスカウト活動や職場(幼稚園)でも役にたちそうです。 ・災害時にいきなり始めるのはなかなか難しそうであり、通常の活動から意識して取り入れていった方がいいように思う。実際に考えた空間をつくってキャンプしてみるなど ・いざ、災害時にというと自信はないが、私も役立ちそうな気がします(ガールスカウトの経験を生かして) ・ただ漠然としたイメージに過ぎないものから、今後より具体的に「子どもにやさしい空間」を作ることができる自信につながった。実際、折り紙などで作ってみたことが大きな学びとなった。 ・実際この「子どにやさしい空間」を作るとなると、スタッフや時間、場所に制限があり、なかなか思ったようにはいかないかもしれない。それでも子どもにとって日常に近い空間を感じてもらえるようにするために、知識や方法をより深めたい。 ・実際被災した方とも一緒に研修ができたらより深い学びになると思う。経験談とともに考えてみたい。 ・実際にグループワークで自分が空間デザインを考えた事により、その年齢に応じた、その立場にあった役割を深く考えることができた。他のグループの発表を聴いて気づくことも多かったです。 ・子どもたちの居場所を作るという事は、子どもが落ち着いていられる場所、安心できる場所でなければいけないのだと学びました。ただ、場所を開放するだけでは居場所とは言えないと感じたので、様々な交流が持てたり集中できる時間が確保できる場所が必要だと学びました。 ・理論や説明を受けて、グループでワークショップを行ったことで自分ごととしてとらえて学ぶことが出来ました。今後は子どもたちと一緒に活動計画や空間デザインを実施できると良いです。 ・スライド資料やグループワークもあって、飽きずにお話を聞くことが出来ました。とても興味深かったです。ありがとうございました。 ・楽しい時間でした。やはり意見し合ったり、実際に体験するとより深く考えられました。具体例がもう少しあるとイメージが膨らむと思います。写真があるところはよりイメージが残ったので。とても分かりやすく楽しい時間だったので、十分満足しております。ありがとうございました。 |
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*「子どもにやさしい空間」(CFS)についてはコチラ(日本ユニセフ協会HPへ)