ユニセフ(UNICF:国連児童基金)は、すべての子どもの命と権利を守るため、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、190の国と地域で活動する国連機関です。
1946年、第2次世界大戦後の疲弊した社会の中で、困難な状況にある子どもたちを支えることを使命に誕生しました。
現在は世界中すべての子どもの健やかな成長のため、保健、栄養、水と衛生、教育、保護、緊急・人道支援などの支援活動を行っています。
>>ユニセフについて詳しく見る(日本ユニセフ協会公式ページが開きます)
日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会:1955年設立)は、世界32の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会のひとつです。
ユニセフとの「協力協定」のもと、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表し、広報活動、募金活動、自国を含めた世界中の子どもの権利を実現するため国や企業などへの政策提言(アドボカシ―)活動を行っています。
日本ユニセフ協会との協力協定に基づく「協定地域組織」です。また、神奈川県内唯一のユニセフ募金窓口です。
その前身は、2005年9月に設立した(財)日本ユニセフ協会神奈川県支部で、2011年4月に「日本ユニセフ協会神奈川県支部」から移行し、「神奈川県ユニセフ協会」を設立しました。
世界の子どもたちの生存・発達・保護・参加のための広報、募金、学習支援などのユニセフ支援活動を、 神奈川県内において促進することを目的としています。
>>神奈川県ユニセフ協会について詳しく見る
(1996年に発表された”The Mission of UNICEF”の日本語抄訳)
ユニセフは、子どもの権利を守り、子どもが持って生まれた能力を十分に発揮出来る機会を広げるために活動する国際連合の機関です。 ユニセフは、「子どもの権利条約」に基いて活動し、この条約が広く子どもに対する行動の基盤になるように努力します。 ユニセフは、子どもの生存・保護・発達・参加が、人類の進歩にとって不可欠だと考えています。 ユニセフは、各国の政府などに働きかけ、子ども最優先の原則を実現するように支援します。 ユニセフは、最も困難な状況にある子どもたちが特別な保護を受けられるように努めます。 ユニセフは、緊急事態にすばやく反応して、子どもを守ります。 ユニセフは、中立の機関で、差別なく、最も支援を必要としている子どもを最優先に援助します。 ユニセフは、女性と女の子が男性と平等の権利を得られるように支援します。 ユニセフは、国際社会の平和と調和のある発展を目指します。 |
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1945年 | 第2次世界大戦が終わり、国際連合が成立 |
1946年 | 第1回国連総会でUNICEF(国連国際児童緊急基金)が創設される |
1949年 | 日本の子どもへのユニセフ緊急支援始まる(学校給食での粉ミルクなど) |
1953年 | 名称を「国際連合児童基金」に改める |
1955年 | 日本ユニセフ協会が設立される |
1959年 | 国連総会で「児童の権利宣言」が採択される |
1962年 | ユニセフ、初等教育への支援を始める |
1964年 | 日本へのユニセフの支援が終わる(15年間で、総額約65億円の支援) |
1965年 | ユニセフがノーベル平和賞を受賞する |
1979年 | 国連総会が、世界の子どもたちを考える年「国際児童年」と定め、ユニセフが中心になってキャンペーンを展開 |
1983年 | ユニセフが「子ども健康革命」を提唱 |
1989年 | 国連総会で「子どもの権利条約」を採択 |
1990年 | 「子どものための世界サミット」を開催 |
1996年 | ユニセフ創立50周年。「ユニセフの使命」を発表する |
1999年 | ユニセフ、子どものライフサイクル(乳幼児期・学齢期・青年期)にあわせた総合的支援活動を始める |
2002年 | 「国連子ども特別総会」開催。21世紀の新たな子どものための目標を採択 |
2005年 | 日本ユニセフ協会50周年 日本ユニセフ協会神奈川県支部(神奈川県ユニセフ協会の前身)設立 |
2006年 | 5歳未満児の年間死亡数が、はじめて1,000万人を下回る |
2011年 | 神奈川県ユニセフ協会を設立(日本ユニセフ協会の公益財団法人化にともなう変更) |
2015年 | 神奈川県ユニセフ協会10周年 2030年までの新たな目標「持続可能な開発目標(SDGs)」採択 |