【モルディブ指定募金】「栄養と環境教育」第2次指定募金 終了報告

ご協力ありがとうございました―募金実績

2010年10月より2013年9月まで取り組んだ「栄養と環境教育」モルディブ指定募金は終了しました。

3年にわたる皆様のあたたかいご支援に御礼申し上げます。
指定募金は神奈川と、千葉、埼玉、茨城各県ユニセフ協会が共同で取り組み、合計 42,740,573 円の募金をお寄せいただきました。
うち、神奈川からの募金がおよそ半分の 22,031,055 円となりました。
拠出額全合計 42,740,573円(うち神奈川22,031,055円)

皆様のご支援による成果(2014年報告書より)

4 県ユニセフ協会(神奈川、千葉、埼玉、茨城)からの資金は、新たな教育カリキュラムに環境教育を組み込む支援と、母子栄養・子どもの病気の統合管理・成長モニタリングなどの強化、乳幼児の食習慣改善の啓発に貢献しました。

【主な成果】
■国内各地の機関、市民組織との強力なパートナーシップの構築
■小児期疾病統合管理及び新生児ケアに関するシステムとサービスの改善
■乳幼児の食生活習慣のための保健員の能力向上
■成長モニタリング実践の強化促進
■生徒・教師の環境問題に関する知識の向上

 

母子栄養に関する行動変容キャンペーンの開発と実施

 

キャンペーンは、口コミ・コミュニティへの働きかけ・マスメディアなど様々な通信ツールを駆使して行いました。開発した「母子栄養ガイド・マニュアル」は保健員の好評を得て活用されています。また、ガイド・マニュアルを補完するリーフレット、ポスター、テレビ・ラジオ CM も開発しました。
子どもの主要な疾患となってきた下痢と発熱に関する指導教材を開発し、保育者の意識向上に役立たせました。「新生児ケアの手順書」も完成目前で、数か月以内に配布できる見通しです。小児期疾病統合管理に関する研修を保健員 69 名が受け、15 名がトレーナー研修を修了しました。WHO(世界保健機関)と共同開催した新生児ケア研修を 132 名の医療従事者が修了しました。
また、保健員を対象とした乳幼児の食生活と母乳育児に関するワークショップ、授乳カウンセリング研修を開催しました。

 

子どもたちへの環境教育

環境教育の分野では全国から 30 名の教師やコーディネーターを集めた研修を開催したほか、小学校 1~3 年生向けの 12 冊の絵本を製作しました。これにより子どもたちはさまざまな環境の課題を楽しく学習できるようになりました。

【第2次指定募金】「栄養と環境教育」モルディブ指定募金 概要

1.実施期間

(1) 募金の取り組み 2010年10月より2013年9月
(2) モルディブ事務所の事業実施 2012年6月~2014年6月末
(3)実施内容 幼い子どもの生存と成長(栄養と環境教育)

2. 支援対象

・モルディブ国内から選ばれた環礁と島々
・子どもと女性

ー神奈川県ユニセフ協会が取り組む指定募金ー
特定の国や地域、特定の事業を指定して支援を行う”指定募金”は、年間10万ドルの活動資金を3年又は5年の計画で継続して送ります。支援先の選定にあたっては、ユニセフ現地事務所からの提案を受け、運営委員会やボランティアミーティングでの意見を踏まえ、理事会で事業内容や規模・予算等を勘案して決定していきます。期間中は毎年ドナーレポート(計画の進捗状況や子どもたちの状況、課題などをまとめた報告書)が送られてくるほか、中間年にはスタディツアーを行い現地を視察します。
これまで、第1次指定募金「ラオスの子どもたちを人身売買から守る」、第2次指定募金「モルディブの栄養と環境教育」に取り組んできました。

 

 

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