ユニセフセミナー「いま、アフガニスタンで起きている危機」開催

1983年の来日以来、長年日本でアフガニスタン難民の支援をされている江藤セデカさんと、元アフガニスタンの日本大使館勤務で2021年8月タリバンによる政権崩壊後に大使館経由で避難されているセデキケレシマさんに、アフガニスタンの子どもや女性の現状をお話しいただきました。

■日 時:2023年6月17日(土)14時~15時30分

■会 場:さくらリビング 第一会議室

■参加人数:43名(会場参加26名/オンライン17名)

■講演:江藤セデカさん、セデキケレシマさん(イーグルアフガン復興協会)

 

講演会「いま、アフガニスタンで起きている危機」  

2021年8月のタリバンの政権掌握以降、子どもたちの生活は不安定で危険にさらされています。特に、アフガニスタン人の9割が直面する貧困による、子どもたちの栄養不良、児童労働、児童婚、人身売買について「日本の幸せそうな子どもたちを見ると(アフガニスタンの子どもを思い)胸が苦しくなる」と時折声を詰まらせて、現地の子どもたちの具体的なストーリーも交えながら現状をお話しいただきました。

また、アフガニスタンでは女子の中・高等教育が禁じられ、女の子や女性の未来にも暗く影を落としています。学校に通うことができない時代を過ごした経験を持つセデキケレシマさんは「人生で最も絶望だった」と当時を振り返り、今この瞬間にも、当時と同じように学校へ行くことができず権利が奪われる女の子がいることに触れ、「アフガニスタンの子どもや女性には障壁が多く、ユニセフをはじめとした国際社会の支援が必要」と強く訴えました。

最後に、県協会事務局長の関山よりアフガニスタンで行われているユニセフの支援についてお伝えし、会場で「ユニセフ人道支援緊急募金」を呼びかけました。お二人の切実なメッセージに、参加者からは「今日聞いたことを一人でも多くの人に伝えたい」という感想が多く寄せられました。

 

ユニセフ人道支援緊急募金 にご協力をお願いします

学校に行くことができない中学1年生のサマーさん(2023年3月撮影)©UNICEF/UN0805584/Munir Tanweer/Daf records

ユニセフではアフガニスタンをはじめ、世界各地でいまだ続く戦争や武力紛争の影響を受けている子どもたちへの緊急・復興支援活動を支える募金を呼び掛けています。

口座名義 公益財団法人 日本ユニセフ協会
郵便払込口座番号 00190-5-31000
備考 通信欄に神奈川県ユニセフ協会コード「K1-140」「人道支援緊急」とご記入ください。

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*手数料については、加入者負担あるいは免除となっております。振込用紙が必要な方は窓口専用・送料加入者負担の振込用紙をお送りしますので、当協会までご連絡ください。

*ATMおよびゆうちょダイレクト(パソコン、携帯、電話、FAX)では送金手数料が免除となりませんのでご注意ください。

*領収書は、約2週間後日本ユニセフ協会から送付されます。税金控除の対象になりますので、領収書は大切に保管してください。

 

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